面材選びで決まるキッチンづくり①【面材の素材】
キッチンを選ぶときに、重要になるポイントのひとつが「面材」。キッチンの面材とは主に扉のことで、面材の素材やカラーによってキッチンの印象が決まると言っても過言ではありません。そこで今回は、キッチン面材の素材とそれぞれの特徴をご紹介します。
面材選びで決まるキッチンづくり②【コーディネートのコツ】はこちら
1.キッチンの「面材」は、空間づくりをする上でかなり重要!
最近のキッチンは、リビングと一体化したオープンキッチンが増えたことで、機能性に加えてインテリア性もリフォームの際に重要視されています。
色や素材感によって空間のイメージが大きく左右しますので、統一感を高めるためには、インテリアの一部としてキッチンづくりをする必要があります。
2.バリエーション豊富な面材
面材に使われる素材によってキッチンの印象はもちろん、扱う上での注意点も異なってきます。キッチンに使われる代表的な6つの素材の特徴をみていきましょう。
塗装タイプ
家具やインテリアの色に合わせて調色したウレタン樹脂塗料を板に塗装しています。豊富なカラーバリエーションと、ツヤのある仕上がりからマットな質感まで調整できるのが特徴です。塗料によっては表面強度も高くなります。一方、よく使う取手付近は色あせやすいというデメリットも。
シートタイプ
樹脂製のシート材(オレフィンシート・PETシート・DAPシートなど)を貼り付けるタイプ。比較的低価格で、色やデザインが豊富。一方で熱に弱く、経年劣化で端からめくれやすくなることも。しかし近年、表面強度も格段に向上した高品質のシート材が登場しています。
木質タイプ(天然・合板)
天然木を切り出したものや、つき板といって天然木を薄く削ったものを貼り合わせて成形したものがあり、無垢材のような自然な風合いを出せる材質です。ウレタン樹脂を塗装して耐水性を高めますが、季節によって歪みが生じたり、固いもので傷がついたりしやすく、こまめなお手入れが必要です。
メラミン化粧板タイプ
メラミン樹脂と紙を重ねて成形した耐久性のあるプラスチックの板材。傷や汚れ・熱に強く、扱いやすいのが特徴。機能性やコスト面を重視する方に最も向いている素材です。
写真:タカラスタンダード オフェリア
ステンレスタイプ
汚れが落としやすく、水に強い衛生的なステンレス。表面の仕上げ方によって質感や光沢感を選択でき、近年はカラーバリエーションも増えています。手垢がつきやすく、もらい錆が起こることがあります。
写真:クリナップ ステディア 【ボーテ(ロゼ)】
ホーロータイプ
金属板にガラス質の層を焼き付けて作られたホーロー。耐熱・耐水性に優れ、油汚れも水拭きだけでOK。発色性が良く高級感のある質感も特徴です。
写真:タカラスタンダード ホーローシステムキッチン【トレーシア】
水まわりの疑問や不安など、なんでもご相談ください
面材の質感やカラーをチェックするには、ショールームで実際に見て触れてみるのがおすすめです。また面材だけでなく、取っ手などのパーツを一緒に確認することで、全体のバランスをイメージすることができます。
次のコラムでは、面材の選び方と、コーディネートのコツをご紹介します。
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