人気のスマート型レンジフードは「高さ」に注意!?
キッチンのお悩みのひとつに、レンジフードを洗うのが手間というのはありませんか?そんなお悩みを解決してくれるのが、スマート型のレンジフードです。スマート型のレンジフードは掃除の手間が省ける他に、様々な高機能が付いている商品もあるので、最近では主流になっています。
1.スマート型レンジフードの特徴
お掃除がラクラク
油煙を「整流版」にぶつけて油分を付着させオイルトレーに回収するフィルターレス構造の商品(※1)や、セルフクリーニング(自動洗浄)機能付きの商品(※2)があります。
省エネで電気代節約!
コンロとの連動機能付きのレンジフード(※3)は、コンロの点火・消火に応じて自動でON・OFFを切り替えてくれます。
スッキリとしたデザイン
スリムな形状をしているので、スタイリッシュなキッチンにも相性がよく、インテリアとしても好まれています。
2.マート型レンジフードの盲点
同じ高さにリフォームしたはずなのに、頭に当たるようになった!?
スマート型レンジフートに交換する際、気をつけたいのが「高さ」。
従来のブーツ型はフードの手前が切り上がって斜めになっている形状に対して、スマート型はフードのラインが地面と平行になっているので頭上に張り出してくる形状になっています。つまり、ブーツ型からスマート型に取り換える際、同じ高さに設置したはずなのに、頭が当たるようになることがあるのです。
レンジフードの高さの幅は決められている
かといって、高く設置すればいいものではありません。レンジフードを高くしすぎると、肝心の換気能力が弱まってしまいます。さらにIHコンロの場合、ガスコンロに比べて上昇気流が弱く、臭いが低いところで溜まってしまうため、高すぎると換気の効率が悪くなってしまうことも。さらに、各種法規によってレンジフードの高さの幅は決められているのです。
各種法規
【建築基準法及び建築基準法施行令】
排気フードの設置高さは、火源または調理機器に設けられた排気口フード下端までの高さを100cm以下にしなければならない
【火災予防条例準則】
レンジフードファンのグリスフィルターと火源との距離は80cm以上これ以外の物と火源との距離は100cm以上
要するに、「レンジフードの高さはコンロから80~100cmの幅をもって調節できる」ということです。
レンジフードの高さを決めるポイント!
20cmの範囲で調節できるレンジフード。最適な高さにする為に、以下3つのポイントに気をつけましょう。
つい見落としがちなレンジフードの高さ。しかし、キッチンに立つ人の身長やお部屋の環境、キッチンの形状など、考えることは意外と多いのです。
①ご夫婦でキッチンを使う場合は高さに余裕を。また、家の中で誰がどの程度キッチンに立つのかも考慮し設定する。
②IHコンロは先述の通り上昇気流が弱いため、レンジフードは高すぎないほうがベター。
③人気の対面タイプのキッチンでは、室内の気流の影響を受けやすいので、換気効率を優先して高さを決める。
3.レンジフードの高さは、ショールームで確認するのが◎
ほぼ毎日使うキッチンだからこそ、機能・デザイン・使い勝手、どれも妥協したくはありませんよね。リフォームの際は、ショールームで実際の使用感を体験しながら決めるのがオススメです。
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