お風呂の「床」だけを徹底比較!きがえるおすすめは?

水まわりリフォームをする際に「商品の決め手」はどこでしょうか?
「トータルの金額?」「気に入ったデザイン?」といったことは気になりますが
長く使い続ける為の「快適性や清掃性」も、もちろん大切ですよね。
ショールームで見ただけでは分かりづらい使い心地について、カタログでは見落としてしまいそうな少々マニアックなポイントを比較するシリーズの第三弾。
今回は水まわりメーカーを代表するお風呂の「床」だけに注目!その特徴を比較します。
きがえる水工房のおすすめ商品もご紹介しますので、ぜひ検討の参考にしてくださいね。
INDEX
比較する水まわりメーカーはこちら!
同じメーカーでもグレード別にお風呂の種類(商品名)は分かれています。 そこで今回はきがえる水工房で施工数の多い人気商品に絞ってご紹介します。 ご紹介の商品はマンションリフォーム推奨商品ですので、戸建ての浴室リフォームをご検討の方はご注意ください。
TOTO・マンションリモデルバスルーム「WY」シリーズ

基本的な機能やサイズも充実したシリーズです。TOTOのユニットバスを採用したほとんどのお客様がWYシリーズをお選び頂いています。
リクシル・マンションリフォーム用システムバス「リノビオV」シリーズ

機能やサイズ、デザインも充実したシリーズです。リクシルのユニットバスを採用したお客様に人気のシリーズです。TOTOのWYと比較検討される方も多いですよ。
パナソニック・バスルーム「MR」シリーズ

TOTOやリクシルとの違いを求める方に人気のシリーズです。照明のデザインやマイクロバブル入浴などパナソニックだけの商品をお選びできますよ。
クリナップ・バスルーム「ラクヴィア」シリーズ

ステンレスキッチンに定評のあるクリナップですが、ユニットバス商品も充実していますよ。
しかも天井に木目調を選べたり、ブラウン色の浴槽を選べたり、他3社とは異なるデザインテイストを用意。
部屋のようなインテリアの雰囲気でユニットバスをコーディネートできる独自路線が魅力です。
冷たくない?滑らない?快適なお風呂の床はどこの商品?
TOTO・WYの「お掃除ラクラクほっカラリ床」


冬場の浴室では足裏のヒヤッとする感覚が気になりますよね。
TOTOの「お掃除ラクラクほっカラリ床」では床の表面が室温とほぼ同じ温度。
足裏の「冷たい!」という感覚を防ぎやすくなっています。
その理由はお風呂の床裏にあるW断熱構造が冷気をシャットアウトしているからです。
これは入浴時のヒートショック対策にも効果的ですね。
この床の断熱材の有無はポイントですよ。見た目だけではわからないですからね。
また、水はけがよく床がカラリと早く乾くことも特徴です。
残った水による床の冷えや滑りやすさも軽減します。
床が早く乾くかどうかも床材検討でチェックしておきたいですね。

1番の驚きは「やわらかい床」TOTOのお風呂といえばの特徴です!
お掃除ラクラクほっカラリ床と他社メーカーのお風呂との1番大きな違いは「やわらかい床」であること。
これは一度ショールームで確認の価値ありですが、浴室の床に足裏が少し沈む感じのやわらかさです。
その理由は断熱も兼ねているクッション層が床の裏側にあり、断熱保持はもちろん衝撃吸収や防音効果も期待できます。
床がやわらかいことで床に膝をついても痛くなりにくく、お子さまとお風呂に入る際にも「床に座りやすく便利」といったお声が聞かれます。
滑りにくいので浴室での転倒防止につながるのは安心ですよね。
このやわらかいクッション性があるお風呂の床はTOTOだけの特徴なので「お掃除ラクラクほっカラリ床が気に入った!」ということならば、TOTO一択でもありですよ。
気に入る方が多い満足度の高いポイントなのでそのやわらかさを一度、体験くださいね。
リクシル・リノビオVの「キレイサーモフロア」


リクシルの床もヒヤッと対策が万全ですよ。「キレイサーモフロア」では独自の断熱層で足裏から逃げる熱を少なくし、冷たさを感じにくくしています。
サーモグラフィの結果からもキレイサーモフロアの方が2番目に温度の高さを示す黄色の範囲が多く表示されています。
そうはいっても実際にはどのくらいの違いがあるのか気になりますよね。
ショールームではこの冷たさの感じにくさを体感できる、手のひらで温度の違いを感じられる比較展示コーナーが設置されていることもありますよ。ぜひ違いを確かめてくださいね。
体験された方は皆、その違いに「お!」と納得の反応でした。
ちなみにリクシルの床は「硬め」です。TOTOのやわらかい床がしっくりこない場合にはこちらを検討されても良いですね。
パナソニック・MRの「スミピカフロア」

浴室で心配なことといえば足を滑らせてしまうことではないでしょうか?
気をつけていても年齢は関係なく、足を滑らせてしまうことはよくあること。
浴室での家庭内事故は多いので安全性は高めておきたいですよね。
そこでパナソニックの「スミピカフロア」では床表面に微細な凸凹があり足裏をしっかり支え、滑りを防ぎます。
凸凹は見た目にはわかりにくい程度なので床全体のデザインの邪魔にならず気になりにくいですよ。
要注意!床の断熱材はありません
パナソニック・MRの床には断熱材が入っていない為、他メーカーと比べると足裏がヒンヤリと感じやすい可能性が高いです。
ご紹介する他3社においては断熱材入りということもあり、冷え対策重視派の方にとってはMRでの検討は見送ることも選択肢の1つではないでしょうか。
クリナップ・ラクヴィアの「足ピタフロア」


クリナップのラクヴィアでも滑り対策は万全です。
床の特殊加工パターンである「足ピタパターン」では足裏と床面の接触範囲を広げます。
水の表面張力のはたらきで足裏を引き寄せ、くっつくことで滑り止め効果を高めていますよ。
床の表面には緩やかで浅い楕円形のパターンが加工されており、まるでタイルを貼ったようなデザインです。
見た目だけでなく、濡れた足でもこのパターンの効果で滑りにくいですよ。
カタログに載ってはいないけれど!床の断熱材はあります
カタログには載っていないので「床の断熱材はナシ?」と思いきや
床の断熱材はアリ(弊社調べ)でしたのでご安心ください。
ただ、足裏の冷え対策重視派の方にとってはTOTOやリクシル製品との違いを体感した上で選択されることをおすすめします。
きがえるおすすめ「快適なお風呂の床」とは?
きがえるおすすめはTOTO「ほっカラリ床」
ヒヤッとしにくい&滑りにくいといった快適性で選ぶならTOTO・WY「ほっカラリ床」をきがえる水工房はおすすめします!
水はけが良く滑りにくさはもちろん、冷えを感じにくい断熱材入りの床を兼ね揃えているところが好印象です。
個人差はありますが断熱材入りの床の中でも冷えを感じにくい印象が強いですよ。
さらにTOTOだけのクッション性のある床もクセになりますね。足に優しい感覚と物を床に落としても響きにくいなどこういった点も助かります。
重要な「清掃性」お手入れしやすいお風呂の床はどこの商品?
TOTO・WYの「お掃除ラクラクほっカラリ床」


TOTO・WYの「お掃除ラクラクほっカラリ床」では表面に特殊処理が施されているので、汚れが床にくっつきにくく水を流すだけで汚れ落ちがスムーズですよ。
スポンジでゴシゴシとこすらなくても楽に汚れが落ちるので、日々のお手入れが楽になります。
また、床には縦横に規則正しく刻まれたパターンがあります。
表面の水をパターンが誘導し溝に引き込まれることで水を排水させていきますよ。
床の傾きだけでなく、床の模様を使って排水、乾きを促す仕組みです。
この濡れた床は翌朝にはカラリと乾いているので、靴下のまま浴室に入っても足が濡れません。
床が乾きやすいと言う事は床のカビが発生しにくいということでもあります。
お手入れを煩わせる、ピンクカビが発生しにくいのは助かりますよね



オプションですが「床ワイパー洗浄(きれい除菌水あり)」も選択できます。
こちらはなんと自動で床を洗ってくれるなんとも助かるシステム。
「床ワイパー洗浄」では普段なかなか手が回らない、床のお掃除をボタン1つで隅々まで洗浄と除菌をしてくれます。
さらに「床スッキリ機能」では次に入浴する人のために床についた泡や髪の毛を流し、浴室をきれいな状態に保ちます。
その都度でシャワーでゴミを流すのは大変ですよね。この機能でお手軽にエチケット習慣を取り入れることができますよ。
リクシル・リノビオVの「キレイサーモフロア」


リクシルのきれいサーモフロアでは特殊な表面処理がされています。
皮脂汚れが床にくっつきにくく、水の流れで汚れが簡単に取れやすい構造をしていますよ。
そもそも床に汚れがつきにくいので床のお手入れの回数が減るのは嬉しいですね。
また、キレイサーモフロアの床はスポンジが溝にしっかりと当たりやすく、溝の部分まで洗いやすい仕様になっています。
他社の場合では専用のブラシが必要だったり、溝が洗いにくいこともあるので床の洗いやすさも見逃せないポイントです。
パナソニック・MRの「スミピカフロア」


浴室の壁と床とのコーナー部分は汚れが溜まりやすくピンクカビが発生しやすいポイント。
このコーナー部分を磨くお掃除は一苦労ですよね。
ですがパナソニックのスミピカフロアではその名の通り、角部分のお手入れがしやすいですよ。
その理由とは床材が壁際で約2ミリほど立ち上がっているので、壁との接合部分であるコーキング位置が高くなりその分汚れが溜まりにくい仕様となっています。
また、床の模様をよく見ると壁際までパターン柄がありません。柄による溝がないことでスポンジが当たりやすくお掃除がしやすいデザインとなっています。
こうしたコーナー部分のお手入れのしやすさにこだわっているのはパナソニックだけ。
検討の際は見落としやすいポイントですが実際のお掃除では厄介な部分ゆえに、こうした清掃性も重視したいですね。
クリナップ・ラクヴィアの「足ピタフロア」


クリナップの足ピタフロアでは、タイルを貼ったように見える楕円型のパターン加工がされています。
この模様こそが足ピタフロアの特徴です。この柄により清掃性と水切れの良さを両立しています。
さらに楕円形のパターン加工では従来の床よりも溝が浅いのでスポンジが溝の奥まで届きやすく、少ない力でお掃除がしやすいですよ。
お風呂の床掃除は思ったよりも重労働になりがち、そんな時に少ない力で床掃除ができるのは助かりますよね。
また楕円形パターン加工は溝が浅ことで溝に溜まる水滴が少なく、床が短時間で乾きます。
床がすぐ乾くことで清潔さを保ちやすく、カビの予防にも繋がりますね。
きがえるおすすめ「清掃性が高いお風呂の床」とは?
きがえるおすすめはリクシル「キレイサーモフロア」とパナソニック「スミピカフロア」
床表面が汚れにくい&汚れが落ちやすいという点でリクシル「キレイサーモフロア」の特殊表面処理とスポンジでの磨きやすさをおすすめします。
この2点を満たしているのは「キレイサーモフロア」だけですよ。
また、パナソニック「スミピカフロア」でのコーナー部分のお手入れのしやすさも見逃せません。
床のお掃除便利グッズは多く見かけますが、こうしたコーナー部分のお掃除まで配慮した仕様やグッズはまだまだ珍しい。
盲点をフォローするという意味で「スミピカフロア」での選択もアリですね。
床のデザインが充実しているのはどこの商品?
TOTO・WYは11種類のバリエーション


お掃除ラクラクほっカラリ床ではカラーはなんと全部で11種類。
オプションではありませんので金額変更無しで好きな色柄を選べますよ。
ラグを引いたように柔らかい印象になる「ラグ調」では4種類のカラーを用意。
また「タイル調」では7種類の色柄を用意しています。
タイルを貼ったように仕上がるので可愛らしいと言うお声も多いですよ。
床材の種類が多いので壁パネルが同じでも床で個性を出せるなどコーディネートを楽しめます。
リクシル・リノビオVは6種類のバリエーション

キレイサーモフロアでは標準使用で選べるカラーは3色。オプションの加飾カラーからは3種類選べます。
オプションの加飾カラーを選んだ場合は定価で+20,000円です。
標準仕様色とオプションの加飾の違いは、加飾カラー床の方が色味の濃淡がはっきりとしているので、タイルを貼ったような雰囲気に近づきます。
オンライン上やカタログではこの違いがわかりにくいので、ぜひショールーム等でサンプルや実物を確認してみてくださいね。
パナソニック・MRの「スミピカフロア」は3種類のバリエーション

スミピカフロアで選べるカラーは3色、オプションはありません。
カラー展開はホワイト・ベージュ・グレーなので壁パネルが決まればおのずと床も決まるような、コーディネートのしやすさは助かりますね。
浴室のリフォームでは細々と決める事項が多いので、こうして迷わせないような選択肢を絞る仕様は案外助かるのかもしれません。
クリナップ・ラクヴィアの「足ピタフロア」は3種類のバリエーション

足ピタフロアではパナソニックと同じく、選べるカラーはホワイト・ベージュ・グレーの3種類です。
ラクヴィアの場合、壁パネルはタイル調やライン調といった色鮮やかな種類が多いので床はシンプルなラインナップですね。
上記で紹介した通り、足ピタフロアの楕円形パターンが特徴的なのでカラー展開はパナソニックと同じでも受ける印象は異なることもありますよ。
こちらも是非、サンプルや実物展示をご確認くださいね。
きがえるおすすめの「床デザイン」とは?
床のデザインで充実しているのはTOTO「WY」
床のデザイン性で充実しているのは、オプションなしで11種類の色柄展開があるTOTO・WYです。
ただ、浴室において床のデザインは壁パネルや浴槽、エプロンとのコーディネートが重要!
浴室の雰囲気を左右するのはやはり「壁パネル」なので壁のデザインを先に決めて相性のあう床材を選ぶとコーディネートがスムーズですよ。
ここ数年では床の色に「グレー」が加わったメーカーも増えてきました。
ホワイトよりは汚れが目立ちにくく、ブラックよりも明るい印象になるグレーはちょうど良いおすすめの色でもあります。
是非、床材のデザインでちょっとした雰囲気の違いを楽しんでくださいね。
以上が「床だけ」に注目した徹底比較でした。
見た目だけではわからない特徴が多いですよね。
ご紹介した中に気になる特徴はありましたか?
浴室の床は事故防止の点やお掃除の点など重要視するポイントからメーカーを選んでも良いですね。
また、浴室リフォームではショールームで実物を見ることが大切!
床の感覚や溝の深さ、床の微妙な色合いなどカタログやオンラインでは確認できないことばかりです。是非、納得の床をお選びくださいね。
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