ストレスなく部屋干しできる環境を整えよう
年明けから春にかけて気になる花粉やPM2.5、黄砂といった大気汚染。せっかくきれいに洗った洗濯物を外に干すことで逆に汚したり、アレルギーが出たりすることも。また、梅雨や台風の時期は外に干せない日が続き、冬は気温が低くて乾きにくいなど、年間通して天気の影響を受けやすい外干し。そういった時に、上手く部屋干しを活用することで快適に洗濯できます。ストレスのない上手な室内干しの方法と部屋干しアイテムをご紹介します。
1.知っておきたい部屋干しのポイント
「乾きにくい」「臭いが気になる」「部屋の邪魔になる」など部屋干しすることに抵抗を感じている人も多いはず。まずは部屋干しをする際に注意したいポイントをみてみましょう。
カーテンレールに干すのはNG
カーテンレールに洗濯物を干すことは極力避けましょう。カーテンと洗濯物が密着すると、乾きにくいだけでなく、カーテンの汚れが付着して臭いの原因に。また、窓際は湿気が溜まりやすく結露が増え、カビの発生原因にもなります。
洗濯物同士を密着させない
洗濯物同士が密着していると、風通しが悪く、乾きにくくなる原因の一つです。できるだけ間を空けて、風通しの良い環境を作りましょう。
なるべく壁から離れた場所に干す
濡れた洗濯物が壁に触れてしまうと、洗濯物の湿気によって壁に結露が発生し、カビが発生・増殖する恐れもあります。お部屋を守るためにも、壁から離して干しましょう。
扇風機やサーキュレーターで室内の空気の流れを作る
部屋干しで大切なのは、風通しの良さです。室内の空気がこもると乾きにくく、雑菌が増えて生乾きの原因になります。扇風機やサーキュレーターを使って湿気がとどまらないように空気の流れを作りましょう。また、一緒に除湿器を近くで使うことで、部屋の湿度を下げ、より室内干しに効果的です。
2.部屋干しユニット
効率よく部屋干しをするためには、干す場所が決まっているとよりスムーズに!
上記デメリットを解消し、部屋干しの“定位置”をつくってくれる「部屋干しユニット」を上手く活用して、快適性をアップさせましょう。コンパクトに収納できるタイプの室内物干し=部屋干しユニットならお部屋の邪魔にもなりません。洗面所からリビングまで設置できる、おすすめの商品3つご紹介します。
Panasonic「ホシ姫サマ」
使用時に昇降させて使用する室内物干し竿。使わない時は天井に収納可能で、室内のスペースを取りません。洗濯物を干したり、取り込んだりする時は簡単に竿を手元まで降ろせるので、家事の効率もはかどります。
川口技研「ホスクリーン」
天井に金具を取り付け、その間に竿を設置して使用する室内用物干し。天井から下がっているポールの長さが調整できるので、天井高や使用者が使いやすい高さに合わせて伸縮できます。ポールと竿は室内干しが必要な時だけ設置して使えるので、部屋干ししていない時は目立ちません(スポットタイプ)。
Panasonic「ホシ姫さま」のように、操作紐で昇降させるタイプもあります(紐タイプ)。
森田アルミ工業「pid」
巻き取り式のワイヤーを引き伸ばして、パッと手軽に洗濯物を干すことができます。本体からタブを引き出して、対面のフックに引っかけるだけで物干しスペースを確保できて便利。ワイヤーは4mまで伸ばすことができるので、お部屋の好きな場所に設置できます。誤ってタブを離してしまってもゆっくりと巻き戻る、安全性にも配慮した設計。
造作アイアンバー
最近増えているのが、オーダーメードの天井付けアイアンバー(アイアンハンガーパイプ)の設置。室内干しユニットのように、使用しない時にスッキリ格納することはできませんが、お部屋の雰囲気にあったアイアンを選ぶことができるので、フルリフォームされるお客様にも人気のアイテムです。洗濯物を干さない時はグリーンを吊ったりしてお部屋に彩りを加えてもいいかもしれませんね。
3.部屋干しユニットはここに設置しよう
洗濯の頻度や量・時間など、生活スタイルに合わせて、便利で邪魔にならない場所に部屋干しユニットを設置しましょう。
洗面所の場合
洗濯機近くに設置することで、家事効率が大幅にアップ。除湿器を稼働させて乾燥させる場合、狭い部屋面積の方が短い時間で乾燥できます。
リビングの場合
リビングに設置すると、エアコンの風を利用して乾かすことが可能。また、洗濯物の量が多い家庭は、洗面所といった狭い場所より、広い場所で干す方が乾きやすくなります。冬場はお部屋の乾燥対策にも。
※設置の際は、安定した下地が必要になります
まずは、部屋干しユニットを取り付けたい場所に下地があるか確認してみましょう。洗濯物の重量を支えるためにも、下地があるところに設置することは必須です!壁の裏側にある下地を探すには、DIYでもよく使われている「下地探しどこ太」がおすすめです。壁に針を刺して探すタイプで、本体の中心部から出てくる針を壁に直接刺して、針が何かにあたる手応えを感じた部分に下地があります。
下地補強の工事について
下地がない場所には、下地補強工事が必要です。該当箇所の壁をくり抜き、下地補強板をつけて、その面全体の壁紙を張り替えるといった、大掛かりな工事になります。よって室内干しユニットの設置は、洗面所やリビングをリフォームする際に、一緒に検討してみるのがいいでしょう。
きがえる水工房では、水まわりリフォームから、室内干しユニット設置の工事まで幅広く対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。
コンシェルジュに相談( Consult )
水まわりリフォームについてや商品についてなど、どんなことでもお気軽にお問合せください。
※は必須項目です。