お風呂の「最上級ライン」商品だけを比較しました!

1日の疲れを癒やすバスタイム。足を伸ばせる浴槽だけでは物足りない!と、お風呂のリラックス効果UPを求める方が増えています。
例えば、肩や首にお湯を流して温める「肩湯機能」やお風呂をムーディーな雰囲気にする「調光機能」付きの照明が人気。
こうしたリラックス機能は特に、水まわりメーカーの「最上級ライン」商品で充実しています。
そこで今回は、お風呂の「最上級ライン」商品だけに注目!メーカーごとの少々マニアックな特徴をご紹介します。
是非、比較検討にお役立てください。
INDEX
比較する水まわりメーカー&商品はこちら!
水まわりメーカーではグレード別にお風呂の種類(商品名)が分かれています。 今回のコラムではきがえる水工房で施工数の多い人気商品に絞り、上級グレード商品をご紹介します。
リクシル「SPAGE (スパージュ)」

「湯を、愉しむ。時を、味わう」をコンセプトに、リラックス機能が充実したシリーズ。
その名の通り「SPA (温泉)」気分をお家で味わえるお風呂です。
スパージュでは今ではお馴染みとなった肩湯機能「アクアフィール」を最初に取り入れました。

他にも腰ほぐし湯やオーバーヘッドシャワー、うたせ湯機能などお風呂で可能なリラックス機能はすべて揃っているのでは?と思えるほどの充実度です。
さらに、高級感のあるデザインも得意なので、ホテルのようなバスルームを自宅で実現可能ですよ。
TOTO「SYNLA(シンラ)」

「上質をつむぐ。心をほどく。」をコンセプトに、スパージュと同じくリラックス機能が充実したシリーズです。
シンラでも肩や腰を集中的に癒やす「楽湯」機能やオーバーヘッドシャワーなど、リラックス機能が充実。
スパージュと重複する機能も多い為、比較検討される方も多いです。
さらに、シンラでも高級感のあるコーディネートは可能。特に、ベージュを基調にした柔らかい印象のコーディネートには注目です。

ブラックを基調にしたデザインが多い中、ベージュを基調に高級感がありつつも柔らかい印象のデザインは珍しいですよ。
パナソニック「Lクラス」

「徒歩30秒の楽園(リゾート)」をコンセプトに、デザイン性とリラックス機能が充実した商品です。
ですが、スパージュやシンラのような肩湯機能はありませんのでご注意です。
とはいえ、ジャグジーのようなバブルで身体を癒す「リゾートバブル」機能や、お肌がしっとりするパナソニック機能でおなじみの「マイクロバブル入浴・美泡湯」を選択可能。
パナソニック得意のスタイリッシュデザインに高級感が加わるLクラスでは、デザイン性重視の方におすすめです。
タカラスタンダード「PREDENCIA(プレデンシア)」

「人生に、最上のくつろぎを」コンセプトにした、タカラスタンダードの上級グレード商品です。
比較検討の際に見落としてしまいがちではありますが、肩湯機能の「肩包み湯」やタカラスタンダードといえばの特徴「鋳物ホーロー浴槽」が選べるなど、充実した内容です。
満足度の高い商品なので、比較検討の価値ありです。
中級ライン商品とはどこが違う?押さえておきたいポイント!
お風呂の中級ラインでは主に「お手入れしやすい機能性」や「清潔感や温かみを感じるデザイン」の選択肢が充実しており、特に清掃性の快適さにどのメーカーでもフォーカスしている印象です。
そこで、中級ラインの使いやすさはそのままに「リラックス機能を充実させた」のが最上級ラインのお風呂といえるでしょう。
最上級ラインで代表的なリラックス機能は下記が挙げられます。
■肩にお湯を流してケアする「肩湯機能」

・リクシル/スパージュのアクアフィール「肩湯」
・TOTO/シンラの「肩楽湯」
・タカラスタンダード/プレデンシアの「肩包み湯」
■ジェットの泡で腰をケアする「腰湯機能」


・リクシル/スパージュのアクアフィール「腰ほぐし湯」
・TOTO/シンラの「腰楽湯」
・パナソニック/Lクラスの「リゾートバブル」(全身用)
・タカラスタンダード/プレデンシアの「ジェットバス」
■全身で湯を浴びる「オーバーヘッドシャワー」




・リクシル/スパージュのアクアタワー「オーバーヘッドシャワー」「打たせ湯」
・TOTO/シンラのオーバーヘッドシャワー「コンフォートウェーブ」「ウォームピラー」
・パナソニック/Lクラスの「オーバーヘッドシャワー」
・タカラスタンダード/プレデンシアの「オーバーヘッドシャワー」
■浴室で座ってくつろぐ「ベンチカウンター」


・リクシル/スパージュ「ベンチカウンター」
・TOTO/シンラの「カームベンチ」
以上が代表的なリラックス機能です。是非、取り入れたい!という機能があれば、中級ライン商品では選択不可なこともあり、上級ラインでのご検討をおすすめします。
中級ラインでは種類が少なめの高級感や重厚感のある壁パネルの色柄など、ダークトーンカラーラインナップが充実しているのも上級ラインの特徴です。
また、上級ラインでもお手入れ機能は充実していますので、中級ラインと共通のお手入れ機能についての詳細はこちらのコラムをご参考くださいね▽▽▽
中級ラインのお風呂でも充実した入浴を過ごせますが、スパに行ったようなリラックス時間を求める場合は、最上級ラインのお風呂をご検討されても良いでしょう。
最上級ラインの『この商品だけ!』を比べてみました!
では、ここから最上級ラインのお風呂をメーカー別にご紹介します。
この商品だけ!の特徴をご紹介しますので、肩湯といった各メーカーで共通した特徴は割愛します。
是非、比較検討の際にお役立てください。
リクシル「SPAGE (スパージュ)」だけの特徴
高級感の差がつく!タイル壁


ユニットバスの壁といえばツルッとしたパネルが一般的ですが、スパージュではなんと「タイル壁」が選択可能です。
パネルの場合ではツルリとした雰囲気がでてしまい、どうしてもユニットバス感が拭えないのが正直なところ。
ですが、リクシルのスパージュでは唯一、壁材でタイル仕上げを選択可能です。
パネル材のプリントした柄と違い、タイル仕上げでは素材の質感が際立つので、上級ラインで実現したい洗練された雰囲気がUPします。
海外の浴室やホテルの浴室ではタイルを使用することもよくありますが、自宅では水漏れが心配なことも。
ですが、スパージュのタイル貼り壁の場合、構造自体はユニットで組まれるので、従来のユニットバスのように水漏れへの安全性は高く、且つ意匠性も高い浴室が実現します。
スパージュで選べるタイルではマットなものから大理石調まで、種類が多いことも特徴です。
さらに、パネルではありますが質感を重視したタイルのような「セラミックパネル」も選択可能です。
タイル目地のお手入れが不安な方はこちらを検討されても良いでしょう。
あまり注目されていない特徴ではありますが、実はお風呂の雰囲気に影響力が大きい部分なので、比較検討で迷った際は決め手にされても良いのではないでしょうか。
さりげない特徴の「木目床」


スパージュでは隠れた特徴がもう1つ「木目調の床材」が選択可能です。
タイル調の床材が多い中、フローリングのような木目の床は浴室をリラックスできる部屋のように仕上げます。
床が木目調になるだけでいわゆるユニットバス感が軽減されますよ。「浴室なのにフローリングみたいな床?」と違和感を感じてしまいそうですが、意外と違和感を感じにくいことも特徴です。
是非、ショールームで展示をご確認ください。
TOTO「SYNLA(シンラ)」だけの特徴
使いやすさを追求した水栓


中級ラインのお風呂でも使いやすい機能が充実したTOTOですが、シンラでは使いやすさをさらに追求。
お風呂の水栓操作がついにシンプルなリモコン操作になりました。
スマートタッチ水栓では水栓の操作をリモコンに集約。
お湯の出し止めは、リモコンのタッチ操作のみという、これまでよりさらに楽になりました。
見た目にもこれまでは当たり前であった蛇口や水洗レバーが無くなり、スッキリと洗練連された雰囲気に。
お手入れが大変だった部分がまるごとなくなることで、デザイン性だけでなく清掃性も上がりました。
リモコンは手元に近い位置で操作ができ、リモコン自体もシンプルなので全体的な雰囲気の邪魔になりません。
また、別の選択肢として「2WAYタッチ水栓」も選べます。


こちらはお湯の出し止めをタッチ操作で行います。タッチだけなのでレバー操作よりも楽に行なえますよ。
操作は薄型のボタンを使用、ボタンには角度がついており、立っても座っても操作がしやすい設計がされています。
また、お湯の温度や量はオーディオのようなダイヤルで操作します。
操作が必要といえども従来までのレバー式に比べると存在感が抑えられているので、デザイン性が高い機能です。
瞑想するならお風呂で?!調光、調色システム

ユニットバスでは照明の調光、調色といった機能はこれまでにもありましたが、シンラの調光、調色システムは6つのモードを搭載。
なんと瞑想にもおすすめな雰囲気を演出してくれます。
調光、調色システムでは、6つのモードが変わるごとに照明位置や色温度・明るさを変化させます。
モードの内容は、日の出をイメージする爽やかなものから日没後のような穏やかなリラックスモードといった1日の光を表現します。

さらに瞑想モードや瞑想ゆらぎモードまでラインナップ。暗めの空間でも微妙な違いがあるリラックス空間を体験できます。
特に瞑想ゆらぎモードでは、人が心地よく感じる自然界のリズム1/fゆらぎに基づく明かりで演出。
炎のゆらぎのような微調整された照明で入浴できます。
これまでの照明によるリラックス機能より、さらに踏み込んだ機能でバスタイムがよりグレードアップします。
パナソニック「Lクラス」だけの特徴
自宅のお風呂がジャグジーに!?


Lクラスの機能「リゾートバブル」では、大きな泡で全身を心地よく刺激する。まるでジャグジーのようなお風呂が自宅で体験できます。
浴槽内に泡の吹き出し口がたくさんあるので肩や腰だけでなく、太ももやふくらはぎも刺激。全身を同時にマッサージするような感覚です。
スパージュやシンラでは肩や腰を中心に刺激しますが、全身を同時に刺激できるのはLクラスのリゾートバブルだけですよ。
さらに、注目すべき効果ですが、泡が体全体を包み込み、次々と当たることによって、通常の入浴に比べて短時間で体を温めることができます。
短時間なのにリラックス効果が高いとは、バスタイムにあまり時間をかけられない方にもぴったりなリラックス機能です。
注意すべき点ですが、リゾートバブル機能を搭載した浴槽には、およそ10箇所ほどのバブル吹き出し口が浴槽内に設置されています 。 (サイズにより変動あり)
この吹き出し口が体に当たる感覚やお手入れが気になるという心配な点もあるでしょう。
この仕様や体に当たる感覚については、是非ショールームで実物を見てご確認くださいね。
明るいけれど、優しい照明


お風呂の照明において、ライン照明などデザイン性の高さが評判のパナソニックのお風呂。
この中でLクラスの特徴なのが「面の明かり」です。
これは天井の一部分がフラットな形の照明となり、まるで天井と一体化したような照明です。
雰囲気としては天窓から明かりが降り注ぐようです。
明るさを保ちつつも包み込むような優しい光でバスルームを照らし、天窓を開けているような開放感があるお風呂体験ができます。
照明のサイズが大きいので、調光や調色でお風呂の雰囲気が大きく変化することも特徴です。
照明自体が大きいので、お風呂の明るさは保ちたいという方におすすめの照明です。
タカラスタンダード「PREDENCIA(プレデンシア)」だけの特徴
二方向からの肩湯でぽかぽか


スパージュやシンラでもおなじみの肩湯ですが、プレデンシアの肩包み湯は一味違います。
肩包み湯は二方向からの水流で体を温める仕様が特徴。左右に分かれたツインの水流が体を包み込み、肩だけでなく全身をしっかりと温めてくれます。
一方向からの肩湯では髪が濡れてしまったり、首元への水はねが気になることも。
二方向から水を流すことでこうした点にも配慮した構造を採用しています。
同じ肩湯といってもこうした違いがリラックス度合いの差につながりますよ。
また、プレデンシアの二方向の水流では、両肩だけでなく胸の中心まで上半身全体をまんべんなく温めることができます。
実は一方向の水流の場合、首の後ろからお湯が流れているため、首から胸にかけてが温まりづらいのが問題でした。その点、プレデンシアでは角度をつけた二方向の水流で体をしっかり温めることができます。
さらに、肩湯の際は使用する水の量が気になるところ。


ですが、肩包み湯で使用するお湯は浴槽のお湯を利用した循環式なので無駄がなく経済的です。
半身浴と組み合わせて少ない湯量で全身浴並みのぬくもりを感じられますよ。水道代が抑えられるエコ仕様なのは嬉しいですね。

以上がお風呂の最上級ライン商品の比較でした。
最上級ラインの商品では、実は各メーカーとも似たような機能が多いことも事実。
どのメーカーの商品が良いのかと迷いやすいですが、今回紹介した特徴を参考にぜひ比較検討してくださいね。
きがえるからのアドバイス!商品検討で気をつけたいこととは?
最上級ラインのお風呂検討では「どこまでこだわるのか」を決めておくことが大切!
「リラックス機能をどこまで充実させるのか」「デザインはホテルのような雰囲気にどこまで近づけていくのか」など
気になる機能やデザインが充実しているので、気になるものを追加していくと、予算をあっという間にオーバーしてしまいます。
同じグレード内でも中級ラインの時よりもデザインや金額の振り幅が大きいので注意が必要です。
ショールームで展示しているデザインは基本的に、機能やデザインを全て取り入れた仕様となっています。
それだけを見てしまうと、「カッコよいけれど、高い」とすぐに諦めてしまうのはもったいないところ。
最上級ラインでは、中級ラインのような使い勝手の良さをキープしつつ、気に入ったリラックス機能だけを追加するといったバランスを重視したオーダーの仕方も可能です。
同じメーカーで中級ラインと上級ラインのプランをそれぞれ作ることもできるので、お試しくださいね。
また、「ホテルのようなお風呂にしたい」「リラックス機能を充実させたい」と、とことんこだわりたい派の方は、スパージュやシンラではイメージに近づけやすく、おすすめです。
一方で、雰囲気やリラックス機能を大切にしつつも、お風呂らしさを残す、自宅のデザインと調和するようなお風呂を目指したい方は、Lクラスやプレデンシアといった選択肢でも検討の価値ありですよ。
必要な機能を吟味して、ご自身のニーズに合わせたお風呂をカスタマイズしてみてくださいね。
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